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インターネットは、 情報流通の社会基盤として広く用いられています。 広く用いられて多くの人々の生活を支えるためには、 大きな責任を果たさなければなりません。 その責任を負うために、 利用者や応用範囲の増加に伴って、 インターネットそのものも成長していかなければなりません。 技術的には高い信頼性・安全性・可用性が一層必要となります。 また、 社会的にはさらに広がる適用範囲に適切な役割が果たせる柔軟性が必要となります。
私たち「SING/IA*」は、 インターネットがこれらの責任を果たすために解決しなければならない 技術的課題・社会的課題に対して、 インターネットを構成する様々な技術に対する深い理解とその応用力を用いて、 机上の空論ではない「具体的な解決方法」を研究するグループです。
基本的には、一人一つの研究テーマを持ちます。 同時に、課題の対象やフィールド、トピックなどに応じて、 サブグループに分かれて活動します。 現在は以下のようなサブグループがあります。
研究トピックで挙げたいくつかのテーマから、 具体的な研究事例を紹介します。 これらはほんの一例ですが、どれも「現実の課題」を研究テーマとして掲げ、 「実現(実装)」「検証(評価)」するという研究スタイルを取っています。
インターネット上の通信に高い信頼性を提供することを目指した研究事例です。 この研究では、 パケット交換方式を前提としているインターネットの弱点である、 複数の転送パスが選択できるにも関わらず必ず一つを選ばなければならない、 という技術的な制約と課題に対して、 複数のパスを利用できる新しい経路制御プロトコルを提案・評価しています。
インターネットに接続する全てのノードや通信、 交換されるデータに対して、 高い安全性を提供することを目指した研究事例です。 この研究では、 巧妙化・分散化する攻撃や侵入に対して、 検知精度を高めるため、 一般的なパケット単位・データ単位の監視ではなく、 セッション(転送開始から終了までの流れ)を対象とした監視手法を提案・実装・評価しています。
インターネットの成長に伴って顕在化した規模性に関する課題に対して、 基盤技術を新しくすることで高い可用性を提供することを目指した研究事例です。 現在のインターネットプロトコル(IPv4)は、 インターネットに接続されたコンピュータを識別するために、 32bitのアドレスを用いていましたが、 このアドレスではたかだか42億程度のコンピュータしか識別できません。 この研究では、 IPv6の標準化に対して、 様々な研究グループから提案されたプロトコルを実装し、 相互接続実験などを通じ評価し、 標準化プロセスにフィードバックしてきました。
研究に必要となる「実現(実装)力」や「計画性」を養うために、 比較的規模の大きなソフトウェアやインフラストラクチャの構築と運用を、 グループ共通の教育プログラムとして取り入れています。 具体的には、アクティブ型RF-IDや無線LANを利用した位置情報の提供を行う ソフトウェアとインフラストラクチャをキャンパス内に構築し、その運用を 行っています。 現在、 キャンパス内の複数の研究グループが、 このインフラストラクチャを利用し、 研究や活動を行っています。 利用者のいるインフラストラクチャを構築し運用するということは、 我々の研究グループが掲げる「信頼性・安全性・可用性の向上」を考える上で、 非常に重要な経験です。 この教育プログラムを通じ、 確かな実践力を身に付けてから、 個々人の研究対象に取り組む点がこのプログラムの特徴です。
At: Z館(元情報基盤センター)2F Z203
>>キャンパスマップ
Meeting: 毎週木曜日 19:00〜 Z203にて

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